コスト削減×効率UP!らくトク★デジタコ大百科 > 国交省認定のデジタコメーカーを徹底比較 > いすゞ(MIMAMORI※旧称:みまもりくん)

いすゞ(MIMAMORI※旧称:みまもりくん)

公開日: |更新日:

自動車メーカーとして知られるいすゞ。とくにトラック・バスといった商用大型車を得意としており、日本はもちろん、海外でも高い知名度を誇っています。

またいすゞは、商用テレマティクスサービス(車両から各種データをネット経由で収集し、運行効率の向上等に役立てるサービス)であり、「MCPC award 2007 グランプリ/総務大臣賞」(参照元:ISUZU https://www.isuzu.co.jp/press/backnumber/2007/3_22mcpc.html)、「第二回エコプロダクツ大賞国土交通大臣賞(エコサービス部門)」など複数の賞を受賞。(参照元:ISUZU https://www.isuzu.co.jp/press/backnumber/2005/12_15mim.html)

2017年には同サービスのフルモデルチェンジを行うなど、時代のニーズに合わせた柔軟な対応を行っています。

いすゞの主なデジタコ関連製品

MIMAMORI(旧称:みまもりくん)

機能概要

  • LTE方式のデータ通信モジュールを内蔵
  • 庫内温度管理
  • 運行記録データのETC連動
  • 車両故障診断機能
  • エコドライブトレーニング機能
  • ジオフェンス入出お知らせサービス
  • 運行軌跡サービス
  • 車両位置AUTO連続モード

特徴

MIMAMORI(旧称:みまもりくん)は2004年にサービスを開始して以降、バージョンアップを繰り返し、2017年にはフルモデルチェンジもされた、いすゞの商用テレマティクスサービスです。車載機は「MIMAMORIコントローラー」と呼ばれるデジタコで、2017年に運用管理用WEBサイトの画面と共に新しくリニューアルされました。「MIMAMORIコントローラー」はISUZUが取り扱っていますが、本体そのものは大手デジタコメーカーのトランストロン社製で、信頼性は折り紙付き。

デジタコに求められる機能を一通り網羅しているほか、ドライバーに環境にやさしい運転を身に着けてもらうためのエコドライブトレーニングや、指定エリアを外れた場合に注意喚起するジオフェンス入出お知らせサービスなど、ユニークながら業務に役立つ機能を幅広く備えています。

ウェブ取説の有無

確認できませんでした。

人気の製品はどれ?
国交省認定デジタコメーカーを徹底比較

いすゞのデジタコ(MIMAMORI)の
導入事例

食品物流事業者の導入事例

新潟の食品物流業者であるA社は、O-157が世間を賑わせていたころに、より安全に食品配送を行うために温度管理体制を強化することを決定した。そこで候補に挙がったのが、庫内の温度管理に加え温度お知らせサービスも付いているMIMAMORI。

車両だけでなく、営業所でもリアルタイムに情報をチェックできるため、顧客に喜ばれる信頼性の高いサービスを実現できたとのこと。

産業廃棄物の収集・運搬業者の導入事例

群馬県で産業廃棄物の収集・運搬、廃棄物処理コンサルタントなどを手掛けるB社は、案件の増加や運搬の長距離という背景から、より厳密に運行管理ができるツールを探していた。

MIMAMORIを導入したのは、多機能な上、ドライバーと運行管理者の双方のスキルを向上させられると考えたから。現在では全車にMIMAMORIを搭載し、燃費の大幅向上や事故の削減に成功しているとのこと。

医薬品の物流サービスを行う会社の導入事例

ドライバー教育への活用

毎日欠かさず、運行日報や省燃費運転レポートをを確認しています。運行データや評価点からドライバーたちの運転スキルを正しく把握できるので、以前と比べると、より的確で効果的な指導が行えるようになりました。

そういったサイクルを回して継続しているため、企業様にとっても納得いただける「安心の輸送体制」を築けていると思います。

輸送品質の向上が実現

私たちの会社は、医薬品の物流サービスを行っています。医薬品は厳しい品質管理が求められるもの。それは配送においても変わりありません。とくに、温度管理は徹底しなくてはならない項目です。MIMAMORIを導入した決め手が、荷室内の温度をリアルタイムでチェックできることでした。

またお客様である医薬品メーカーさんにも運行データを提示しています。輸送品質が優れた会社として、顧客からの信頼獲得にもつながりました。

一般貨物の自運送事業を行う富山県の会社の導入事例

業務効率の改善に成功

デジタコの導入を決めたのは、事業拡大に伴って車両数が急激に増えて、タコグラフによる管理では追い付かなくなったからです。

現在デジタコを導入しているのは長距離車両のみですが、運転操作状況や運行データを一目瞭然で把握できるようになり、大幅な業務効率化に成功。また以前は業務時間を圧迫していた日報のチェックも、MIMAMORIを導入したことによって負担が大軽減されました。

ドライバーからも好評の声

MIMAMORIがあればボタン操作のみで日報を作成できるので、ドライバーたちの日報作成業務もなくなりました。長距離運送から帰ってくるドライバーたちはやっぱり疲れているので…面倒だった日報作成が削減されたのはかなり好評のようです。

また、安全運転や燃費削減に対するドライバーたちの意識も向上しました。ドライバーへの指導もきちんとしたデータに基づいて行うため、ちょっと職人気質なドライバーさんであっても理解が得やすく、全体的な運転スキルの底上げも叶えられました。

総合物流事業を行う会社の導入事例

大型車両の事故数が減少

速度やアイドリングといった運行データを随時チェックし、運転に問題がある場合はすぐにドライバーへの指導を行っています。運転データに基づいてドライバーに指導しているので、話が伝わりやすく、理解を得るのが早いことも助かっています。

おかげさまで、大型車両の事故数が減少。初めてデジタコを導入したときは重大事故のリスクが高い大型車両のみでしたが、効果を実感できたことから、4トン車、次は2トン車にも…と大型車両以外にも導入することになりました。

燃費水準の引き上げを実現

同じコースを走っていても、乗務するドライバーによって運行データに差が生じます。その差が大きい場合は何が違うのかを分析し、ドライバーに対して適切な指導を実施するようになりました。

また、車両ごとの燃費を毎月集計して掲示しています。そのおかげかドライバーの意識が高まり、最近では日報の省燃費運転に対する評価点がほぼ100点に近い数字に。経費削減にも効果がありましたね。

一般貨物の運送事業を行う愛知県の会社の導入事例

徹底した運行管理が行える

事業が拡大し、車両も年々増えてきて今どの車両がどこを走っているのか、ドライバー1人ひとりの運行状況はどうなっているのかが把握しきれないようになりました。徹底した運行管理を行うべく、全車両にデジタコを導入しようと決めたのです。

MIMAMORIを選んだのはクラウド型のデジタコで、取得したデータを自動で自社のPCに蓄積し、解析まで簡単に行える点が気に入ったからです。また、カードリーダーなどの機器が不要だった点も良かったですね。

現在は社内に大型モニターを設置し、リアルタイムで車両の運行状況が確認できるようになりました。顧客から到着時間の問い合わせがあってもすぐに応えられ、急な配送依頼には近くにいる車両を向かわせる…といったことも可能に。安全確実な配送サービスにまた1歩近づいたと感じています。

食品や雑貨などの集荷業務を行う会社の導入事例

ドライバーのスキル向上とモチベーションの維持

「運転日報」の運行データを毎日確認して、ドライバーの運転操作のなかで改善すべき点を指導しています。そして年一回、評価点を集計して優秀な成績を収めたドライバーを表彰しています。改善すべき点の指導は改まって面談などを行うわけではなく、気付いた時にドライバーに声をかけるようにしています。指導は客観的な運行データを用いて行うため、説得力がちがうようでドライバーもしっかりと理解してくれるようになりました。

ドライバーの業務をサポート

ドライバーの業務をサポートするために、「車両位置お知らせサービス」を活用しています。この機能の活用により、ドライバーが事前に定められたルートで運行しているか、納品時刻を守っているか、などをモニターの地図で常に確認できています。さらに、「労務管理サービス」のデータを使ってドライバーの労働時間を管理しており、ドライバーの健康管理もサポートしています。

産業廃棄物の運搬を行う会社の導入事例

事故数削減に貢献

「車両市お知らせサービス」と「運行軌跡サービス」を使用しており、予定していたルートで時間通りに運行しているか、ドライバーが休憩時間を確保しているかなど、運行状況を随時確認しています。また、「省燃費運転レポート」とドラレコの映像を解析して、ドライバーの運転指導にも活用しています。さらに、eラーニングによってドライバーにヒヤリハット事例などの課題に取り組んでもらうなどを行い、事故数を削減することができました。

顧客の信頼を得るのに役立っている

各顧客からの監査を年1回受けているのですが、そのときにデジタコを活用して運行管理を説明すると、「素晴らしい運行管理だ」と褒めてもらえることが多くあります。また、新しい顧客と取引する場合にもデジタコを活用した運行管理を説明すると、運行管理体制を評価してもらえます。近年は顧客側も処理プロセスを厳しくチェックしているため、いすゞのデジタコによる運行管理は顧客に安心してもらえる重要な要素となっています。

産業廃棄物の運搬から処理を行う会社の導入事例

運行データを独自の運転日報作りに活用

ドライバーが運行した後に割り当てられたバーコードを読み込むと、自動的に「マニフェスト報告書(運行指示書・運転日報)」が作成されます。この「マニフェスト報告書(運行指示書・運転日報)」はデジタコの運行データが自動的に反映されるように構築されており、導入前は運行ルートが変わった場合、以前はドライバーが手書きで修正していましたが、今では運行データがそのまま記載されるようになり、そのような修正が必要なくなって、ドライバーの負担軽減を実現しました。

リアルタイムでの運行状況の確認が可能に

走行中の車速や回転数を常にリアルタイムで確認することができるため、違反行動があればすぐにドライバーへ注意喚起が可能となりました。さらに、「車両位置お知らせサービス」は、車両の現在地など運行状況がすぐに確認できるので、渋滞などのトラブルにより延着するときも、事前に納品先へ到着時間を伝えられるようになりました。このように、デジタコ導入によってドライバーが安全で安心な運行ができるようにサポートしてくれています。

木材の運搬事業を行う会社の導入事例

後発事業への参入の強みに

アイスクリームなどの輸送では、徹底した温度管理が求められます。MIMAMORIは温度管理システムも搭載されているので、輸送品質が保たれることはもちろん、顧客にきちんと管理を行っているのをアピールできる証拠にもなりました。弊社は食糧輸送では後発の会社ですので、こういったアピールポイントが非常に重要になりましたね。

加点方式でドライバーへ還元

土地柄、長距離運行が多いので、そもそもクライアントへの荷物の到着が遅いことや、悪天候による影響を受けやすいという課題がありました。しかしMIMAMORIを導入したことで、ドライバーの位置を常に正確に把握できるようになりました。

また、運転内容をスコア化できるので、減点方式(事故や延着があったからマイナス評価~など)ではなく、加点方式でドライバーを判断できるようになりました。ドライバーにとっても良い変化だっだと思います。

>>その他のデジタコ・運行管理システム
の導入活用事例を見る

タコジロウより

img01

トラックとかバスとかの大型車両を手掛けるいすゞが、自社で(機器そのものはトランストロンというメーカーのものだが)デジタコシステムの「MIMAMORI」まで手掛けているってのは意外な気もするが、ある意味顧客ニーズにしっかりと対応していると見ることも出来るよな。

そんないすゞのMIMAMORI(旧称:みまもりくん)は2017年にバージョンアップが行われて、LTE方式のデータ通信モジュールを内蔵したクラウド式になったってのが、何より大きなポイントだ。

そもそも、ラクにデジタコを導入するには、「クラウド版に対応していること」「導入前に試せること」「サポート体制が手厚いこと」「搭載機能がシンプルなこと」といった点が重要だ。その点、MIMAMORIは導入コストはそれなりにかかるかもだが、機能や使い勝手、利便性はなかなかのレベルと思っていいだろう。

ラクでおトクに導入できる!
クラウド版・おすすめデジタコ3選

コスト削減×効率UPを叶える!はじめての「デジタコ」導入ポイントをチェック