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このページでは、デジタコのメリット・デメリットについて調べています。
導入の義務化が拡大し、話題となっているデジタコ。「どこがそんなにすごいのか」を知りたい管理者のために、基本的な導入メリットを紹介していきましょう。
デジタコは1998年に実用化されましたが、それ以前にも「アナタコ」が存在しており、搭載車両の運行距離/速度/時間を記録することが可能でした。アナタコの場合、計測データは円グラフでの表示となり、その解析には専門知識が必要です。
しかしデジタコなら、記録データの解析に専門知識は必要ありません。事前に解析ソフトの導入やシステムを構築しておけば、記録内容は誰が見てもわかる文字や数値、そして線グラフなどで表示されます。このため、データ確認や集計への労力を大幅に短縮できます。
もちろんドライバーにとっても操作は簡単で、メモリーカードを挿入/取り出すだけ。またデジタコは意図的なデータ改ざんへの抵抗力も、強くなっています。
デジタコが記録するのは、運行距離/速度/時間の法定3要素だけではありません。
急加速や急減速、アイドリングの有無や燃費計算、そしてGPS情報なども記録できるため、勤怠状況の正確な把握から経費削減にまで、幅広く貢献してくれます。
上記の内容を見てもわかる通り、一部の「仕事が雑なドライバー」にとって、デジタコは非常に厄介な存在。乱暴運転が招く急ブレーキや迷惑なアイドリング、そして過剰な連続勤務などが、すべて記録されてしまうからです。
結果として残る業績は優秀でも、その過程で自分勝手な勤務態度を常態化させているドライバーの存在は、大きな脅威。管理者の信用を地に落とす、大事故を招く可能性があります。
「ドライバーのモラル改善」はもちろん、デジタコ導入には「業務内容の質向上に役立つ」というメリットもあるのです。
運転日報システムを活用することで、日々の運転記録を効率的に管理できます。これにより、紙ベースでの記入や集計の手間を省くことができ、業務の効率が大幅に向上します。システムは自動的にデータを集計し、必要な情報を一目で確認できるレポートを生成します。これにより、運行管理者やドライバーは煩雑な作業から解放され、時間を有効活用できるでしょう。デジタル化によるミスの減少やデータの一元管理も大きなメリットです。
デジタコの登場からは、すでに20年が経過しています。当初はアナタコのデジタル版でしかありませんでしたが、近年はインターネット通信を活用することで、ドライバーと管理者のリアルタイムなやり取りを可能にする機器へと、進化しています。
管理者にとっては、ドライバーに迅速かつ的確な指示を与えられる、理想的なツール。一度使用を始めてしまうと、もうデジタコなしの業務は、考えられなくなるでしょう。
中小運送会社のデジタコ導入率がまだまだ低いのは「初期費用が高い」というデメリットのせいかもしれません。1台300,000円前後(アナタコの2~3倍)×台数分という見積もりを受け「死活問題」と訴える会社もあるのです。
また一部の自分勝手なドライバーから、反発を招くというデメリットも、考えられなくはありません。
しかし近年は、国土交通省の指示によりデジタコ導入の義務化が進められています。企業によっては導入後、デジタコ搭載車を「優良業者の証」として活用している例も。
今後、デジタコについての情報がより一般化されていくに従い、時代に乗り遅れた企業は淘汰されていく可能性もあるのです。「まだ導入に至っていない」という企業には、真剣な検討をおすすめします。
アナタコというのは率直に言っちまうと、運行距離や速度、時間を機械的に記録するというだけのものでしかないわけだな。で、デジタコも初期のころは、それらの記録方式がデジタル方式になったという代物に過ぎなかったわけだ。しかし、それから20年近い時間が経って、今やデジタコはデータの記録だけ(そうしたエントリーモデルもあるけれど)でなく、様々なデータをリアルタイムに収集し、業務効率のアップに役立ってくれるというのが大きなメリットだ
だからこそデジタコを導入するには、「クラウド版に対応していること」「導入前に試せること」「サポート体制が手厚いこと」「搭載機能がシンプルなこと」といった点が重要なんだぜ。ぶっちゃけ、SDカード方式は費用面の身近さが魅力だが、アナタコをデジタル化したという次元にとどまってしまうな。
クラウド版デジタコおすすめ3選
費用と機能のバランスがいいデジタコは、この3機種がおすすめだぜ!
当サイトが調べたクラウド版デジタコ20製品の中から、導入前に無料で試せて、故障時サポートも明記されている3つ紹介します(2021年1月29日時点)。それぞれの特徴をわかりやすくまとめていますので、ぜひチェックしてみてください。
メーカー名【商品名】 | 月額料金(税込) | 無料トライアル の有無 |
故障時の対応 |
---|---|---|---|
トラン・セル 【らくデジ】 |
2,728
円 (税抜価格 2,480円) |
あり 14日間 |
代替機を無償交換 (3年) (災害や車両事故による破損を含む) |
AXIS 【KITARO】 |
3,080
円 (税抜価格 2,800円) |
あり 14日間 |
代替機を無償レンタル (最長2週間、 それ以降は有料) |
トランストロン(富士通) 【DTS-F1A】 |
記載なし | あり 操作デモサイト |
代替機を月額料金内で レンタル |
※ドラレコ本体の購入費用、取り付け作業工賃、ソフトウエア、パソコンやスマートフォンなど関連機器の購入費用、月額使用料などは別途必要になります。