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このページでは、アナログ式タコグラフ(アナタコ)の種類について解説しています。
アナログ式タコグラフ(アナタコ)は、チャート紙を使って運行記録を管理する紙ベースのタコグラフであり、一般的には「丸型アナタコ」と「平型アナタコ」という2種類に大別されます。
アナタコは昔から使用されてきた機器であり、運行管理担当者やドライバーにとって重要な機器ですが、近年ではデジタコへの移行を進めている企業も少なくありません。
しかし、デジタコを導入するにしても、まずはアナタコとの違いや、現在に使用しているアナタコの種類について理解しておくことが必要です。
スピードメーターの裏側に搭載されているタコグラフであり、メーター部分を取り外した上で、内部に運行記録用の丸いチャート紙を取り付けて使用します。シンプルなタコグラフとして様々な場面で使用されており、タクシーなど車種や業種によってはスピードメーターの裏側でなくアナログ時計の裏側へセットするといったタイプもあります。
使用されるチャート紙には1日(24時間)用や7日(1週間)用などがあり、業務条件によって使い分けられることも特徴です。
平型アナタコは、カーステレオに搭載するCDプレーヤーやデスクトップPCのCDドライブのような、薄い箱形のアナタコです。チャート紙を専用カートリッジにセットして、平型アナタコ本体へ挿入することで運行記録を取得することができます。
製品によって違いはありますが、基本的に場所を取らずに設置できるため、多くの車種に適応性があり、またチャート紙の交換が簡単に行える点が特徴です。
昔はアナタコが当たり前で、製品や種類の違いこそあっても、運行管理担当者やドライバーはそれぞれチャート紙を取り替えたり、記録されたデータを改めて帳簿などにまとめたりしていたもんだ。
デジタコが普及してからは、色んな機能を搭載しているデジタコへ移行する会社も増えてきたが、今でもアナタコで十分だと考えている会社は多いだろう。また、検討したものの導入費用を理由に現状維持って場合もあるだろうな。
アナタコでもデジタコでも、まず重要なことは正しく運行記録を取得できるかどうかだ。ただし、記録したデータの管理を効率化したり、複数の機能を活用してドライバーの安全意識を高められたりと、デジタコならではのメリットもある。
食わず嫌いをするんじゃなく、長期的な運用効果やコストパフォーマンスも比較検討しながら、どんな「タコ」がベストか考えていってくれよな。
クラウド版デジタコおすすめ3選
費用と機能のバランスがいいデジタコは、この3機種がおすすめだぜ!
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メーカー名【商品名】 | 月額料金(税込) | 無料トライアル の有無 |
故障時の対応 |
---|---|---|---|
トラン・セル 【らくデジ】 |
2,728
円 (税抜価格 2,480円) |
あり 14日間 |
代替機を無償交換 (3年) (災害や車両事故による破損を含む) |
AXIS 【KITARO】 |
3,080
円 (税抜価格 2,800円) |
あり 14日間 |
代替機を無償レンタル (最長2週間、 それ以降は有料) |
トランストロン(富士通) 【DTS-F1A】 |
記載なし | あり 操作デモサイト |
代替機を月額料金内で レンタル |
※ドラレコ本体の購入費用、取り付け作業工賃、ソフトウエア、パソコンやスマートフォンなど関連機器の購入費用、月額使用料などは別途必要になります。