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タクシー業界におけるデジタコ導入のメリットや、義務化のポイントなどについて解説しています。
デジタコをタクシー車両に導入することで、速度状況や急ブレーキ回数などを記録し、ドライバーの日常的な運転方法について客観的に観測できるようになります。また、それぞれのタクシー運転手の性格や経歴と運行データをマッチングさせ、ドライバーの人材教育に活かせる点もメリット。
日頃から安全運転を心がけているドライバーをピックアップしやすくなり、適切な人材評価につなげられるのはありがたいポイントです。
デジタコによって運行記録が保存されるため、事故が発生した場合の状況や原因究明について正確に進めやすくなるのも見逃せないメリットです。特に、訴訟問題にまで発展した場合には、客観的な証拠としてデジタコの記録を提出するのが裁判所の判断の分岐点になることも。リスク管理として、デジタコは大きなポイントになります。
事故の原因を具体的に解明しやすくなり、次の事故防止対策へ活用できることも強みです。
運転日報の作成は、ドライバーや管理者にとって非常に重要な業務の一つです。しかし、手書きでの作成は手間がかかり、ミスも発生しやすいのが現実です。そこで、運転日報システムの導入が有効です。システムを利用することで、日々の運行情報を簡単に記録でき、集計や分析もスムーズに行えます。
また、自動でデータを管理するため、誤入力のリスクも減少し、効率的な運用が可能になります。結果として、運転日報の作成が効率的に進められます。
デジタコに保存されているデータをシステムへ移行すれば、データの一元管理がスムーズになります。
デジタコの中にはクラウドシステムなどと連携できるものもあり、製品によってはリアルタイムのデータ保存が可能です。
法人タクシーとして営業されている車両に関しては、大都市での営業に際してタコグラフの装着が法的に義務づけられています。デジタコによって義務化へ対処できることがポイントです。
なお、法人タクシーのタコグラフ装着が義務化されているのは東京都心や大阪市、京都市など都市部を含めた一部地域となっていますが、人々の安全意識の向上に伴って義務化対象エリアは拡大傾向にあります。将来を見据えて早めにデジタコを装着しておくのがおすすめです。
個人タクシーの場合は義務化の対象となっていないものの、安全面や導入メリットを考慮すると装着しておいて損はないでしょう。
一部のタクシーにはタコグラフの装着が義務づけられており、今後は義務化の範囲も拡大していくと考えられる。
デジタコはアナログタコグラフにはないメリットも色々とあるから、義務に関係なく導入を考えてみても良さそうだぜ。
クラウド版デジタコおすすめ3選
費用と機能のバランスがいいデジタコは、この3機種がおすすめだぜ!
当サイトが調べたクラウド版デジタコ20製品の中から、導入前に無料で試せて、故障時サポートも明記されている3つ紹介します(2021年1月29日時点)。それぞれの特徴をわかりやすくまとめていますので、ぜひチェックしてみてください。
メーカー名【商品名】 | 月額料金(税込) | 無料トライアル の有無 |
故障時の対応 |
---|---|---|---|
トラン・セル 【らくデジ】 |
2,728
円 (税抜価格 2,480円) |
あり 14日間 |
代替機を無償交換 (3年) (災害や車両事故による破損を含む) |
AXIS 【KITARO】 |
3,080
円 (税抜価格 2,800円) |
あり 14日間 |
代替機を無償レンタル (最長2週間、 それ以降は有料) |
トランストロン(富士通) 【DTS-F1A】 |
記載なし | あり 操作デモサイト |
代替機を月額料金内で レンタル |
※ドラレコ本体の購入費用、取り付け作業工賃、ソフトウエア、パソコンやスマートフォンなど関連機器の購入費用、月額使用料などは別途必要になります。