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コスト削減につながった事例

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このページでは、デジタコ導入が運送業のコストカットにつながった事例を紹介しています。

運送業におけるコスト削減の方法

トラック運送業界は景気悪化と燃料価格の高騰など、外部要因に影響を受けやすい業界です。

現在の車両やドライバーの運用状況を考えると、取扱量を増やして売り上げを増加をさせることもなかなか難しいことでしょう。盤石な経営のためには、コストを抑えることが必要不可欠です。

トラック会社がコストを抑えるために行うべき方法は、大きく分けて以下の3点です。

  • 運行三費(燃料・タイヤ・修理費)の低減
  • 事故防止
  • 社内業務の効率化

デジタコ連動の運行管理システムには、コスト削減に必要なこれらの要素をサポートする機能がついています。

優れた運行管理システムと共にデジタコを導入した場合の価格相場は、1台あたり30万円程度(※)と安くありませんが、自社の経営方針や課題に合ったシステムを選ぶことで、経営におけるムダをなくして、早々に導入費用を回収、利益の増加につなげることも可能です。

デジタコ導入でコスト削減を
行った具体的な事例

しかしデジタコを導入することにより「却ってコストカットが実現した」という声も多く挙がっています。以下にその実例を紹介していきますので、ぜひ内容をチェックしてみてください。

事故ゼロで保険料の削減にも貢献

デジタコ導入後、事故の発生率はほぼゼロになりました。ドライバーの意識が大きく変わり、安全運転や法令遵守を徹底できるようになったからだと思います。結果としてフリート保険料や保険料を、削減できました。

また燃費の改善効果も非常に高く、月間で50,000~100,000円程度の削減が実現できています。決して安くはない設備投資でしたが、費用対効果は充分にあったと実感しています。

システム運用のコストが削減できた

デジタコ本体の搭載もちろん、管理者用にクラウド型運行管理システムを採用しています。このためインターネット接続したパソコンさえあれば、日報や車両の位置確認がいつでもどこでも可能となりました。

さらに、複数の営業所情報をサーバで一元管理することで、システム運用コストの削減にもつながりました。

全社の燃費平均が著しく向上

半期ごとに全社の燃費平均を算出しているのですが、デジタコを導入したことで、E&S指数が8点台から7点台前半にまで向上しました。今後は6点台を目指し、さらなる燃費削減を実現できれば良いと思っております。

データの一括管理で経営が合理化

クラウド型デジタコを使用していますが、各営業所のデータを一括管理できるため、コストパフォーマンスは非常に高いと思っています。

今まで管理事務作業に要していた人員や時間を、他の業務へと回すことができるようになり、経営の合理化が実現しました。

燃料の給油量も、事故の発生件数も、明らかに減少

弊社では先代社長である父親が、2005年にSDカード型デジタコを導入。その後、車両の増加などに伴い、クラウド型デジタコに切り替えていき、現在に至っています。デジタコ導入当初は私自身もいちドライバーでしたので、一挙手一投足すべてが監視されているようで、正直抵抗感を覚えました。

しかし、いざ経営者の立場になってみると、先代の決断は正しかったのだと思い知らされました。

例えば、弊社は自社施設内に給油設備を備えていて、車両への燃料給油はすべて自社内で自己完結しているのですが、燃料の節約できている度合いがどんどん大きくなっています。クラウド型デジタコによる省燃費運転促進が、目に見えて効果を発揮しているのですね。またデジタコ導入によって事故件数も大きく減り、それに伴う利益損失も減るという結果をもたらしています。

まさにデジタコによる「見える化」によって、ドライバーたちの意識が高まったことによる恩恵ですね。それゆえに、当社では毎月、デジタコのデータに基づいた運転成績の上位3名に、報奨金をプラスするという制度も実施するようになりました。

運行日報の自動作成機能によって、人件費を削減

弊社は九州から中部エリアにかけて機械部品や工業向け原材料などの輸送を手掛けており、事業拠点4ヶ所、車両110台以上を運用しております。大手さんほどではありませんが、それなりの事業規模となっています。

そんな弊社ですが、以前はクラウド型のデジタコは採用しておらず、運転日報作成は手動で帳票に記入するという方式。当然繁忙期などはその作業がおいつかず、後回しにした挙句、アルバイトさんやパートさんを募集してなんとか帳尻を合わせるといったこともしょっちゅうでした。

そうした非効率なやり方を改善するために、クラウド型デジタコの導入を決断。すると、あれだけ手間暇をとられ、あまつさえ人件費までかかっていた運行日報のデータ化作業が、すべて自動化されてしまいました。

正直、あの苦労はなんだったのだろうという感じです。アルバイトの人件費削減はもちろん、業務の効率化によって会社全体の利益率も向上したのにも驚かされました。

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そのほかの運送会社の経費削減方法

車両について

タイヤの選び方

タイヤにはバイアスタイヤとラジアルタイヤという種類がありますが、ラジアルタイヤはバイアスタイヤより転がり抵抗が小さく、そのぶん燃費が向上します。ラジアルタイヤはベルトによって補強されており、回転するときに形があまり変わらないためです。燃費のことを考えるとラジアルタイヤを選択したほうが良いでしょう。

タイヤの空気圧

タイヤの空気圧が低いと、転がり抵抗が増して燃費が悪くなります。燃費以外だけでなく、タイヤが破裂してしまう原因になることも…。しかしタイヤの空気圧を高くしすぎると、タイヤの磨耗が早くなるため寿命が短くなり、スリップ事故にもつながってしまいます。燃費の向上とドライバーの安全を守るためには、適切な空気圧を保つことが重要です。

タイヤを長持ちさせる方法

タイヤを長持ちさせる方法として「タイヤローテーション」があります。タイヤは道路を走るたびにすり減っていきますが、4本が均等に摩耗するわけではありません。前後によってすり減り具合に差が出てきます。そこで、前後のタイヤを入れ替えることで摩耗の度合いを均一にしようというのが「タイヤローテーション」です。タイヤローテーションは整備工場に依頼せず自社で行うことも可能。整備費用も節約できるため、より経費を削減できます。

エンジンオイルの交換

エンジンオイルはエンジン内部の潤滑に加えて、冷却や洗浄などさまざまな機能を果たしています。管理を怠るとエンジン内部にスラッジが溜まってしまうため、燃費悪化の原因になります。適切なタイミングで好感して、燃費を悪化させないようにしましょう。また、エンジンオイルは寿命を超えて使用すると燃費が悪化するだけでなく、エンジン自体の寿命を短くなってしまいます。エンジンオイルをケチったら、より高くつくかもしれない…ということを覚えていてくださいね。

運転について

空ふかしをしない

空ふかしは騒音や大気汚染の原因につながるだけでなく、燃費にも悪影響をおよぼします。大型トラックが空ふかしを1回するだけで、10~12ccの燃料を消費するそう。たとえば、停車中に1日20回空ふかしを行うと、年間70リットルの燃料が無駄になるのです。空ふかしは長年の癖などで無意識にしてしまう可能性もあるため、意識的に改善するようにしましょう。

アイドリングをしない

1時間アイドリングを続けると、大型車で約1〜1.5リットル、中型車で0.7〜0.8リットルの燃料を無駄に消費することになります。実際の金額にすると、年間で大型車は4万円、中型車は2万円もの無駄な出費になってしまうのです。荷待ちや休息を取るときはエンジンを止め、冷暖房には耐熱式クーラーや耐熱式マット利用するなど工夫し、アイドリングストップを心がけましょう。

車間距離に余裕をもつ

車間距離に余裕を持たず、距離を詰めて走るなど加減速の機会の多い運転方法もNG。市街地で2%程度、郊外だと6%程度燃費が悪化するとされています。また、同じ速度で走っている場合、高めのギアで走行したほうが低めのギアで走るより燃費が良くなります。

急発進・急加速をしない

急発進・急加速をする場合としない場合を比べると、燃費効率が10%以上の差が出るといわれています。燃料金額で換算すると、年間10万キロ走行した場合は大型車で48万円、中型車で30万円もの差が出ることに。タイヤ摩耗などにより車両維持コストにも悪影響を及ぼしてしまいます。また、急発進・急加速は荷物の痛みや荷崩れの原因にもなり、お客様からの信頼も損ないかねません。

スピードを出し過ぎない

昔の車と比較すると空力性能は向上しているものの、スピードを出し過ぎると空気抵抗が強くなり、燃費が悪化してしまいます。毎時10キロ変化すると、燃費も約10%向上するというデータも。法定速度を守ったうえで、スピードを抑えた運転が燃費削減に効果的なのです。

波状運転はNG

車線変更を頻繁に行ったり、車の間を縫うように通り抜けたり、加速と減速を繰り返す運転を波状運転と言います。加速と減速の変動が少なくても、アクセルペダルを頻繁に動かすのは燃費を悪化させる原因に。このような波状運転を行うと、燃費が約25%も悪化するとされています。

また、±5km/hの速度変化の運転でも、燃費は約20%悪化します。燃費を上げたいなら、波状運転はNG。また排気ブレーキとリターダのスイッチを常に入れているのも波状運転状態となるので注意してください。

定期的に運行経路を見直す

配送業務では、基本的に運行経路をあらかじめ決められています。しかし、配送する時間帯や曜日などによって渋滞の程度が変わったり、新しい道路が開通したり、有料道路が値下げになったり、また配送先の追加や削減など、さまざまな要因によって状況が変化することがあります。いつまでも、その運行経路が最適なわけではなりません。

定期的に運行経路を見直すことが、常に最適な運行経路で配送業務を行えることにつながります。

運転日報について

日報を自動作成できるデジタコを導入する

運転日報を自動作成できるデジタコを導入することで、今まで運転日報の作成に費やしていた時間を短縮することができます。たとえば、1日の運転日報作成に費やしていた時間が20分だとして20日間働く場合、20分×20日で計算して6.67時間分の短縮に。1年で考えると80時間もの工数削減になります。

また従業員の時給が1,000円の場合は、1年間で1人あたり80,000円もの人件費削減(1,000円×80時間)にもなるのです。

自動車保険について

定期的に契約内容を見直す

加入している自動車保険の契約内容も、定期的に見直すようにしましょう。必要のない保険を削除したり、より保険料や保険内容が魅力的な保険会社に切り替えたりすることで、大幅に保険料を削減できるケースもあります。

また加入当時にはなかった割引制度やお得な制度が始まっている可能性も。しばらく保険内容を見直していないという方は、ぜひ一度確認してみてくださいね。

フリート契約や複数所有者割引を検討する

「フリート契約」とは、任意保険をかけている車両台数が10台以上の契約のことを言います。契約内容が同じ場合はノンフリート契約よりも、フリート契約の方が保険料が安くなるケースが多くあります。また、2台目以降の新規契約の場合は保険料を割り引く「複数所有者割引」という制度も。ぜひ、これらの契約も検討してみましょう。

参考資料

タコジロウより

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クラウド型デジタコを導入するメリットってのは、それまで手間暇がかかっていた手作業や、不確かな状況把握で対応が後手後手になってしまうといった事態を一気に効率化してくれることだ。で、そうした効率化ってのは、直接的にも間接的にも、経費の削減につながるってのが、興味深いことだな。まったくクラウド型デジタコのポテンシャルってやつは、奥が深いぜ。

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