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デジタコは、自動車を運転した際の速度や走行時間、走行距離を記録してくれる運行記録計です。万が一、デジタコに不備や故障があった場合、違反行為に該当する恐れもあります。この項目では、どのような違反行為に問われるのかケース別に紹介し、デジタコの故障が疑われる場合の対処法を解説します。
デジタコの時計部分が故障していた場合、もしくはSDカードを挿入していない場合は、「運行記録計不備」の違反行為に該当します。これは、道路運送車両の保安基準第48条、および道路交通法第63条では、一定の条件を超える車両が通行記録計を常備せずに運転することを違反行為としているためです。
「運行記録計不備」に該当してしまうと行政処分はないものの、罰則金は発生します。普通自動車で4,000円、大型車や中型車で6,000円の支払い義務が生じるため注意が必要です。
また、デジタコを未装着で運転した場合は、「記録義務違反」に問われます。30日間におよぶ車両使用停止の行政処分対象となるため、ドライバー本人はもちろん、会社にとっても大きな損害となってしまいます。運転時には必ずデジタコを装着して、運行を記録しなければならないのです。
運行記録表などの改ざんなどが発覚すると、「記録の改ざん・不実記録」に該当します。車両使用停止、および営業停止の厳しい行政処分の対象となるため注意しなければなりません。違反回数によって処分の日数は異なり、初違反で30日間、再違反で60日間と規定されています。
SDカード搭載型のデジタコで故障の疑いがある場合、まずはSDカードを確認してみましょう。一般的なSDカードにはLockスイッチと呼ばれる白いスイッチが備わっています。Lockスイッチが有効になっており、新たなデータの書き込みができない状態の可能性もあります。
定期的にSDカードの点検を行うことで、書き込みの不具合を防げるでしょう。SDカードを確認後も症状が改善しない場合は、デジタコ本体に不具合が起きている恐れもあるため、業者への連絡を検討しましょう。
法律で装着が義務づけられているデジタコ。せっかく装着していても、故障や不備でNGをもらうのは悲しいものだ。定期的なメンテナンスを忘れずにしておくんだな。
クラウド版デジタコおすすめ3選
費用と機能のバランスがいいデジタコは、この3機種がおすすめだぜ!
当サイトが調べたクラウド版デジタコ20製品の中から、導入前に無料で試せて、故障時サポートも明記されている3つ紹介します(2021年1月29日時点)。それぞれの特徴をわかりやすくまとめていますので、ぜひチェックしてみてください。
メーカー名【商品名】 | 月額料金(税込) | 無料トライアル の有無 |
故障時の対応 |
---|---|---|---|
トラン・セル 【らくデジ】 |
2,728
円 (税抜価格 2,480円) |
あり 14日間 |
代替機を無償交換 (3年) (災害や車両事故による破損を含む) |
AXIS 【KITARO】 |
3,080
円 (税抜価格 2,800円) |
あり 14日間 |
代替機を無償レンタル (最長2週間、 それ以降は有料) |
トランストロン(富士通) 【DTS-F1A】 |
記載なし | あり 操作デモサイト |
代替機を月額料金内で レンタル |
※ドラレコ本体の購入費用、取り付け作業工賃、ソフトウエア、パソコンやスマートフォンなど関連機器の購入費用、月額使用料などは別途必要になります。