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このページでは、アナタコからデジタコに乗り換え、活用している事例を紹介しています。
平成26年「貨物自動車運送事業輸送安全規則(国土交通省令)」の改正・交付によって、以上または最大積載量4トン以上の新車の事業用トラック(平成29年から使用過程車両にも適用)に義務付けられている運行記録計は、アナログでもデジタルでも問題ありません。ともに運行速度と時間、距離を計測します。
最小限の機能を持つデジタルタコグラフ(デジタコ)が5万円程度であるのに対して、アナログタコグラフ(アナタコ)の参考価格は2万円弱。しかし、新車に装着される記録計は、ほぼデジタル化されています。
アナタコではなくデジタコを導入するメリットは、「データ活用の自動化」と「改ざんが難しい」という点です。タコグラフから収集できた情報をデジタル化していることによって、燃費管理や安全運転などの業務改善にデータを活用することができます。
また、ドライバー側でデータの改ざんを行うことはほぼ不可能なため、改善基準告示を厳しく守る必要があります。このためには、ドライバーの意識改革を進めるしかありませんので、働き方改革へとつながる可能性もあります。
以前はアナタコを搭載していたのですが、週末に長距離便が複数台帰ってくると、その解析だけで大変な作業になっていました。
おまけに「報告された走行時間とズレがある」、「なぜここで休憩をとる必要があったのか」、「休憩とされている時間内に、走行したような形跡があるのだが…」などなど、要確認事項が山のように出てきます。ドライバーと話し合う中で「では、どうしたら良かったのですか?」と問われると、こちらも自信を持って回答を返せないというジレンマに、大きなストレスを感じていたのです。
しかしクラウド型のデジタコを導入してからは、ドライバーのリアルタイム状況が確認できるようになり、的確な指示を送れるようになりました。また運行の予定変更にも柔軟に対応できるようになり、経営的なメリットも数多く生まれています。
液晶パネルでの操作もわかりやすく、ドライバーからも「使い勝手が良い」と好評を得ています。何より管理業務が大幅に削減できたので、大助かりです。
アナタコからデジタルで運行されるようになって、運転素行を自動で評価するシステムが導入されました。評価の基準となるのは、主にスピードとエンジンの回転数なのですが、荷物がゼロの出発時と搭載後の実車時ではずいぶん勝手も違ってきますので、なかなか苦労します。
燃費は以前に比べると明らかに良くなっていますし、環境・安全には大変効果的だと思うので、これからも質の良い運転のためにデジタコを活用していこうと思います。
弊社では7台のトラックを運用していますが、搭載していたのはすべて旧式のアナタコでした。もちろん、デジタコへの切り替えも考えてはいたのですが、予算的に厳しいという思い込みもあり、先送りにし続けていました。しかし、そうしたツケがいよいよ溜まりきってしまったようで、長く使い続けたせいか、古く故障が相次ぐようになりました。
これはいよいよ、デジタコへの切り替えだと考え、改めてリサーチしてみたところ、チャート紙を使用するアナタコとランニングコストがとんど変わらない機種があることを知りました。デジタコは高コストという勝手な思い込みを反省させられました。
そしていざ導入してみると、それまではいちいち手書きで作成していた運行日報が自動で作成できてしまうというのには、驚かされました。また導入した機種は、速度超過などに対する警告アナウンスの機能があり、実際、事故の減少にもつながりました。それこそよく聞く「もっと早くにやっておけばよかった」というセリフは、まさにこのことだなと強く実感させられた次第です。
弊社は食品メーカー様のご依頼により、スーパーやコンビニエンスストアへの商品配送業務を賜っております。申し上げるまでもなく、食品の小売店に対する搬送状況というものは、他の商品以上に、確実性やスケジュールの厳守ということが求められます。それこそ、ほんの少しタイミングがずれただけで、その商品の売り上げが大きく左右してしまうこともある位です。経済用語で言うところの「販売機会の損失」ですね。そうした状況は配送を請け負う弊社はもちろんですが、それ以上にやきもきするのは荷主様です。
そこで弊社では、クラウド型デジタコシステムの特性を活かして、配送状況のリアルタイム動態表示を、荷主様も閲覧できるシステムを構築しました。荷主様に対しての正確な情報共有というのはもちろん、弊社としてもスーパーやコンビニ各店舗への商品定時到着をより綿密に実行できるようになりました。WIN-WINとはまさにこのことだなと実感するとともに、クラウド型デジタコのもつポテンシャルというものにも感銘を受けました。
例えば、長く使っていた家電製品を最新型に買い換えた時、性能や機能の進化具合に驚かされたって経験があるだろう。そうした意味で言えば、アナタコってのは最初期の電話だけしかできなかったガラケーで、クラウド型デジタコは最新バージョンのiPhone位の違いがあるってことだ。それこそ昔は「できるはずない」と思っていたことが、クラウド型デジタコで色々とできるようになっている。これ、覚えておくべきだぜ。
クラウド版デジタコおすすめ3選
費用と機能のバランスがいいデジタコは、この3機種がおすすめだぜ!
当サイトが調べたクラウド版デジタコ20製品の中から、導入前に無料で試せて、故障時サポートも明記されている3つ紹介します(2021年1月29日時点)。それぞれの特徴をわかりやすくまとめていますので、ぜひチェックしてみてください。
メーカー名【商品名】 | 月額料金(税込) | 無料トライアル の有無 |
故障時の対応 |
---|---|---|---|
トラン・セル 【らくデジ】 |
2,728
円 (税抜価格 2,480円) |
あり 14日間 |
代替機を無償交換 (3年) (災害や車両事故による破損を含む) |
AXIS 【KITARO】 |
3,080
円 (税抜価格 2,800円) |
あり 14日間 |
代替機を無償レンタル (最長2週間、 それ以降は有料) |
トランストロン(富士通) 【DTS-F1A】 |
記載なし | あり 操作デモサイト |
代替機を月額料金内で レンタル |
※ドラレコ本体の購入費用、取り付け作業工賃、ソフトウエア、パソコンやスマートフォンなど関連機器の購入費用、月額使用料などは別途必要になります。