法定3要素の先を行く!効率アップで「もうかる」デジタコ3選 » 【特集】次世代の運行管理システム「スマホ活用のデジタコ」とは

【特集】次世代の運行管理システム「スマホ活用のデジタコ」とは

タコグラフがドイツに輸入されたのは1959年のこと。その後、タコグラフをデジタル化した「デジタコ(デジタルタコグラフ)」が実用化され、1998年には国土交通省の型式認定対象として認定。さらに2009年には義務化が拡大されました。そんな歴史をたどってきたデジタコは今現在、スマートフォンの登場で新たな局面を迎えています。

こちらではスマートフォンとデジタコの関係についてまとめました。スマホがあればデジタコは不要になるのか、今後の展開に迫ります。

スマホ活用のデジタコとは?

デジタコ進化の歴史

アナタコに代わる機器としてデジタコが登場したのは、現在から約20年前の1998年のことです。円グラフ表記のアナタコデータに比べ、デジタコデータには「解析しやすい」というメリットがありました。またディスプレイやテンキーによる操作は、ドライバーにとっても操作しやすく、管理側・使用者側ともにメリットがあったのです。

近年ではデジタコ本体の機能性はもちろんですが、運用システムや周辺機器との連携も重要視されるようになっています。

2000年代に入ってインターネットが本格的に普及した結果、デジタコに通信機能が追加され、管理者PCとリアルタイムでやり取りができるようになりました。この進化は、デジタコ業界・運送業界にとっては転機とも言える重要なポイント。リアルタイムでの通信が可能になったことで、運送会社における業務の効率化やトラブルへの対応力が飛躍的に向上したのです。現在「ネットワーク型デジタコ」を活用している管理者は、「もうデジタコなしの業務など考えられない」と感じているでしょう。

また車両を業務に活用している企業にとって、「交通事故の発生」は大問題です。その後処理に活かせる「ドライブレコーダー」とデジタコを一元管理できるシステムは、運送業界で非常に歓迎されているようです。

スマホがデジタコにとって代わる?

ここで、一見デジタコとは関係なさそうに見える「携帯電話」に注目してみましょう。

デジタコが実用化された頃、携帯電話はまだ、単色の小さな液晶画面を備えたテンキー付きの機器でした。しかし20年後の現在では、いわゆる「ガラケー」がほとんど姿を消し、スマートフォンが普及しています。

スマートフォンはもはや、小型のPCと呼んで差し支えないほどの機能を搭載しています。アプリケーションをインストールすることで、その機能をデジタコ並みに活用することも、不可能ではないレベルまで進化しているのです。

例えば、カメラ。最新のスマホでは映画館のスクリーンに映せるほどクオリティの高い映像を撮影可能ですから、ドライブレコーダーの役割を果たすことも、決して不可能ではありません。

またアプリケーションをインストールすることで、地図検索やアルコールチェックなども正確に実施できるようになります。

もちろんスマホは通信機器ですので、ネットワーク管理も充分に可能。さらにワードやエクセルの送信/閲覧もできてしまうのです。つまりネットワーク型デジタコ以上の機能を、すでに網羅しているというわけ。

そしてスマホ端末の単価が、最新型のデジタコに比べ、大幅に安価な点も魅力です。

とは言え現在、スマホなどの端末をデジタコ代わりに活用している企業の数はほとんどありません。実用化に至るのは、もう少し時間が必要となりそう。しかし、すでにスマホを試験的に中型車両へ搭載し、運用管理し始めた会社も登場しているようです。

スマートフォンの進化は止まることを知りません。今後の展開は大いに気になるところ。またスマートフォンに負けないように、デジタコメーカーもさらなる利便性の追求を目指しています。両者が切磋琢磨しあえば、性能の高いシステムが生まれるわけですから、運送会社にとっては良いことしかありません。

デジタコの導入や既存のデジタコの買い替えを検討している際はぜひ、「今」のデジタコの性能に着目してみてくださいね。